インタビュー
Interview
Interview
技術職
H.Fさん
※2025年3月時点
関西地区のエンジニアリング部で技術職として働くH.F。様々な自動化設備案件に対して、スキルを駆使してカタチに変えていく。技術職の目線で営業担当をサポートしたり、新規提案につなげたり。メーカーではない商社の技術職という特別な価値を見出す存在。
学生時代に培ったプログラミングやネットワーク技術を武器に、営業担当の引き合いから製品化につながった話を楽しそうに語るH.F。社内外の技術者同士のやりとりといった幅広い交流や様々な知識を習得していくことなど、商社の技術職として働く面白さを教えてもらいました。
01─Motivation
特に印象に残っている仕事は、あるお客様が今まで手作業で行っていた検品を自動化したいという引き合いに対して取り組んだことです。検品はカメラで照合し、ソフトウェアを介して正確性を判断するというものを作りました。カメラ周辺は先輩が担当、ソフトウェアは私が作成するという役回りで、完成品の重さや限られた検品時間など、問題解決のために先輩と連携をとりあったことが印象深いです。結果、お客様に喜ばれたのもありますが、さらにそのカメラを使って検品を行うということが初めてだったようで、カメラメーカー様からも喜ばれ、ちょっとしたネットニュースにもなったのがうれしかったですね。
02─Creation & Mission
商社の技術職は、メーカー様より幅広く新しいことに関わる機会が多いと思います。特定の製品しか使えないということは少ないですし、さまざまなメーカー様の新製品を試して特徴を知る楽しみもあります。また、現在関西地区の企業様に向けて課題解決の提案をしていますが、その際営業担当との連携や、同じ技術職のメンバーが得意とする技術に触れることも面白いです。また、最近では同じ技術職の後輩が、酒造メーカー様のラベル検品の自動化案件で訪問する話を聞いたとき、成長を感じられてうれしかったですね。
03─My Belief
ものづくりの現場の中で、当事者としていかに関わるかが大切だと思っています。部材コストや仕様データだけで即時に判断が必要な場面でも、技術職として図面の設計から製造工程などのプロセスを想像し、総合的にベストな意見を進言することを心がけています。 また、相手の立場も考え、その意見をどうしたら理解してもらえるかといった意見の伝え方も大切だと思います。完成品を納めたら終了、という訳にはいきません。完成品を使用してものづくりに貢献していくこと。それが最終的に会社の価値に繋がると思っています。
04─Episode
以前ある製品を台湾で製造して、中国に納入するといった国境をまたいで製造設備を自動化する仕事に関わったことがあります。その中で現地の国の方たちと話をした時、お互いの言語はわからないですが、電気図面を指さしすると、意思疎通ができることが印象深かったです。技術職の考えに、言語はあまり関係ないのがわかりました。そして何とか設備の自動化を完了させると、別の自動化の案件も今まで取引していた企業様ではなく、当社にお願いしたいと言われ驚きました。信頼も新たな引き合いになる、そう感じた瞬間でした。
こうした経験もあり、技術職は引き合いを待ちパソコンに向かって作業をするだけでなく、人と話すことも大切だと感じています。当社には、図面製作やプログラミングをしてくれる協力会社があります。従って、その会社への協力を考えながらお客様のもとへ伺い、仕様を決めていくといった提案営業に近いこともするようになりました。学生時代に考えていた自分のやりたいこと、得意なことだけでは知らなかった世界が、サンワテクノスにはあります。
Work Day
8:30
出社
定時より少し早めに出社し、社内外のメールを確認。
その後、図面やソフトの設計・最終チェックを行う。
9:30
外出・移動
商談に向けて、社用車で移動。
10:00
訪問
自動化案件について製造状況を確認するため協力企業を訪問。
設備の仕様や懸念事項についてヒアリング。
12:00
昼休憩・移動
訪問先周辺でランチタイム。新しいお店を開拓するのが楽しみ。
昼食後は午後の商談に向けて社用車で移動。
14:00
打合せ・工場見学
営業担当と合流し、お客様先を訪問。
エンジニアリング事業の紹介を行い、工場を見学しながら自動化の提案。
17:00
帰社
商談内容について、上司や同僚に情報共有。
別の視点からの意見や気づきを得る貴重な機会。
18:00
退社
業務に波はあるものの、残業は少なめで自分の時間も大切に。
仕事とプライベートのメリハリを意識。