当連結会計年度における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大による各種制限が断続的に発出されたことで経済活動の抑制が続いておりましたが、コロナ禍からの正常化が進んだことで内外需ともに持ち直しが見られており、景気の回復が続いております。世界経済については、欧米においてはウィズコロナ体制への移行が進み、供給制約が解消しつつあり、景気の回復が続いております。また、厳格なゼロコロナ政策が続いている中国では、政府による政策展開が下支えとなり、景気の拡大が継続いたしました。
当社グループの関連しております産業用エレクトロニクス・メカトロニクス業界におきましては、半導体関連業界や産業機械業界を中心に設備投資が積極的に行われました。また、部材の供給不足による生産影響を考慮した先行手配などもあり、需要は総じて高い水準で推移いたしました。
このような環境の中、当連結会計年度の業績は、前年同期を上回る結果となりました。
(単位:百万円)
第73期 (2020年度) |
第74期 (2021年度) |
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売上高 | 構成比率(%) | 売上高 | 構成比率(%) | |
電機部門 | 23,157 | 17.2% | 31,198 | 20.2% |
電子部門 | 102,657 | 76.2% | 114,655 | 74.3% |
機械部門 | 8,955 | 6.6% | 8,560 | 5.5% |
合計 | 134,769 | 100.0% | 154,414 | 100.0% |
電機部門では、産業機械業界向けの電機品及び制御機器、半導体関連業界向けの電機品、太陽光関連業界向けの電機品の販売が増加いたしました。
電子部門では、産業機械業界向けの電子部品、半導体関連業界向けの電子部品、電子機器及びコネクタ、OA機器関連業界向けの電子部品の販売が増加いたしました。
機械部門では、半導体関連業界向けの搬送機器、生活用品業界向けの設備機器の販売が増加いたしましたが、FPD関連業界向けの搬送機器の販売が減少いたしました。