COLUMN 製品紹介

2024/10/21

製品紹介

ARマーカ-×カメラで、ロボットの位置を高精度に補正。労働力不足や自動化に応える「AR^2 System」。

労働力不足への対応や、生産性の高い多品種変量生産の実現。ものづくりにおける課題を解決し、品質向上を達成するにはデジタルマニュファクチャリングの推進が欠かせません。サンワテクノスは株式会社エムテックとの協働で、仮想空間を活用したデジタルマニュファクチャリングを実現するロボットソリューションパッケージ「3D Connect シリーズ」を開発・発売しています。この記事では、その第一弾目の製品であるAR マーカーを利用したロボットソリューションパッケージ「AR^2 System(エーアール・ツー・システム)」についてご紹介します。

「3D Connect シリーズ」は、三次元CADとロボットなどのモーションコントローラーをリアルタイムに連携操作させるプロセスシミュレーター「Planning Simulator」を用いて、設計から動作に至る各種機能を持ったモジュールを組み合わせたソリューションパッケージです。 これにより、ロボット動作における現実と仮想空間の座標の齟齬が補正され、ものづくりにおけるデジタルマニュファクチャリングが促進されます。 

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標準的なロボットは、ロボット座標で管理を行うため、対象物との相対位置がずれると再度ティーチングを行う必要があります。「AR^2 System」では、ロボットに搭載したカメラが AR マーカーを読み取り、自動座標定位を行うことで高精度にロボットの相対的位置を補正。ロボットが移動しても、ARマーカーからの相対距離で作業を行います。そのため正確な位置決めが不要になり、必要な場合にのみロボットを設置して作業させたり、移動して作業をさせたりすることも、AR マーカーを用いることで容易に可能となります。

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「AR^2 System」の機能拡充とさらなる利便性の向上を目指し、オプションで追加できる機能を開発中です。同一のカメラを利用してパターンマッチングなどの画像処理を行ったり、コンベヤトラッキングなどの機能を追加したりと、一つのカメラで複数の機能を果たします。これは位置認識のみを行う既存製品との大きな違いです。

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システムの立ち上げは、パソコンにロボットコントローラーとカメラを接続すれば準備完了。初期設定もウィザードに従うだけで簡単にできます。これまでロボット導入にハードルを感じていた企業様にとっても、容易に導入が可能です。

ロボット導入へのハードルを下げ、生産性向上に貢献する「AR^2 System」。単に自動化するためだけのロボットではなく、ロボット自身が自由に移動し、ワーク自体が移動した時点でもロボットとの相対関係を認識して補正できるアプリケーションで、製造現場の高度なニーズに応えます。サンワテクノスでは、株式会社エムテックと連携しながら、製造現場における課題やご要望のヒアリング、技術的なご提案、導入にいたるまで一貫した技術支援を行っております。ご興味のある企業様は、ぜひお気軽にお問合せくださいませ。

▶︎AR^2 System」紹介動画


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この記事を書いた人

役職名
マーケティングディレクター

小田一樹

入社1年目で物流部門へ配属となったのち、アカウント営業として8年間、FA機器・通信機器・医療機器・インフラ設備といった多様な業界のお客様へ、電子部品やFAシステムの営業活動を行ってきました。培ってきた知識をもとに、ものづくりに携わる方々のお役に立てる情報をご提供いたします。

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