CAREER PATH キャリア20年

海外拠点駐在経験を新しいビジネスモデル構築に役立てたい
manager 管理職

海外勤務

2003年入社
工学部卒

CAREER PATH:
2003年4月~京都支店
2012年10月~福岡支店
2018年4月~ベトナム(ハノイ)

国内を渡り歩いた末に掴んだ海外への挑戦

サンワテクノスに入社後、京都支店と福岡支店を渡り歩いてきた私は、入社16年目でベトナム事務所へ異動となり、現在もベトナム事務所で働いています。ベトナム事務所では、当社のメインである代理店事業はもちろんのこと、会社を挙げて注力しているグローバルSCMソリューション、エンジニアリング事業拡大の一翼も担っています。具体的に言えば、EMS(基板実装)関連のビジネスです。中国製、日本製の電子部品を香港で調達してベトナムに輸入し、EMSメーカーと協業することにより、技術的な対応まで含めた付加価値の高いサービスをお客様に提供しています。

そんなベトナム事務所での私のミッションは、マネージャーとして事務所の運営にあたることとベトナム全域での営業活動です。事務所運営では会計(BS、PL、キャッシュフロー管理)、人事(採用活動、社員教育、インターンシップ受入)、物流(日本・香港・シンガポールを結ぶ物流機能の仕組み作り)など幅広い業務に携わります。営業活動では既存・新規客先への売り込み活動と共に、今後ベトナム市場で高まる需要を見極め、中長期的な計画の立案と実現に向けた体制作りに取り組んでいます。

必死で乗り切った困難、感じたやりがい

私が入社して一番大変だと感じたのは入社4年目の頃、私が新規開拓した半導体製造装置メーカー様のメインコントロールボードの開発・製造に携わったときです。担当したメインボードのハード開発に遅延が生じ、その遅延が原因でお客様の新製品リリースが遅れたことで、お客様の会社存続に関わる大問題となってしまいました。このときはとにかく支店長や課長の力を借りながら、開発委託メーカーと毎週打合せをし、お客様と進捗報告・懸案事項の協議を必死に行って乗り切りました。

また入社13年目の頃は大手タイヤメーカー様の案件で大型高圧モータの引合いがあり、お客様の要望に応えるには1社の製品だけでは対応できず、別メーカーの製品を組み合わせて提案をしたことがありました。据付工事から電気工事まで幅広く対応する必要があり、色々と問題も発生しましたが、スケジュール通りにやり切ることができました。競合との差別化が実現して受注を勝ち取り、メーカー様にも非常に感謝されたときはとてもやりがいを感じたことを今でも覚えています。

これらの出来事から今私が大切にしていることは、常に前向きな気持ちを持つことです。仕事は決して楽しいことばかりではなく、失敗や予期せぬトラブルも発生します。問題無く無難に営業活動するより、大きなトラブルに対し、誠意ある対応で解決した方が、お客様との信頼関係が構築できるチャンスです。常に前向きな気持ちを持ち続けることが大切と考えています。

ベトナムビジネス拡大を目指して

今後私が成し遂げたいことは、ASEANのメイン拠点に当社オフィスがある点を活かし、まだ進出していないプロセス技術を持つ中小企業メーカー、そして現地のシステムメーカーと連携し、モノづくりの支援が出来る体制を構築することです。例えば、装置に必要な重要部品を中小企業から提供していただき、現地で装置の組立や調整を行ったうえでお客様に納め、アフターフォローまで対応出来るようなビジネスを思い描いています。ASEAN全体でサービスを提供している企業はまだ少なく、当社としての強みを生かせる可能性が高いです。今後もサンワテクノスの更なる発展を目指し、ベトナムビジネスを拡大させていきます。

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