トップメッセージ

株主の皆様へ

グループ一体で独自の付加価値を創造し、
「Challenge1500」を確実に遂行する

代表取締役会長 山本 勢

ごあいさつ

株主の皆様には、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

第9次中期経営計画「Challenge1500」1年目の総括となる当期の業績につきましては、上期が大変厳しいスタートとなったものの、下期に入り、円安を追い風に人件費の高騰や、半導体業界の伸びなどを背景とした工場の自動化ニーズの高まりにより国内と共に中国市場の好転もあり、最終的に計画1年目の目標をほぼ達成することができました。

当期の利益配当につきましては、株主の皆様への日頃のご支援に報いるべく、期末配当を1株当たり14円とし、中間配当(1株当たり14円)と合わせ、年間配当28円とさせていただきました。

コア事業を強化する
当社独自の戦略を着実に進める

今年4月、当社では大幅な組織変更を行いました。まず電機・機械の営業部門を「FAシステム営業部」に統合して“機電一体”の取り組みを強化し、海外を含めた市場ニーズの変化・多様化に対して、的確かつ幅広く複合的に製品や最新の生産システムをご提供できる体制にしました。一方、横浜支店の開設(昇格)は、当社の伝統である顧客第一主義の地域密着サービスを主眼に、神奈川県及び静岡県東部のお客様への電機・電子・機械分野の複合ビジネスを強化するものです。そして名古屋支社の開設(昇格)は、中京地区の市場規模の拡大とニーズの多様化・専門化に対して、市場やお客様への個別対応力を高める組織基盤の強化を目的としています。

こうした組織力をベースに、仕入先である主力メーカーの優れた多彩な製品を拡販するコア事業を強化するため、「モノ(製品)」から「コト(機能)」へと変化する市場トレンドを先取りした当社独自のアプリケーションを、強固な組織連携のなかで生み出していきます。

それを具現化する戦略の一つが「エンジニアリング事業」の強化・推進です。最近では、在来の生産現場の他に食品・医療・農業分野、セットメーカーの組立工程へのロボット・システムの納入などに加え、海外では韓国向けの有機EL製造装置メーカーからの受注で、現地での電機品の設置・配線工事なども含めたビジネスも実現しています。今後はさらにエンジニアの拡充を図り、新たなアイデアやビジネスモデルを創造する組織横断型のチーム力を強化していきます。そして仕入先やパートナーであるSI企業との協業によって、当社がプロジェクト全体をマネジメントする役割を担っていきます。

もう一つの戦略である「グローバルSCMソリューション」については、1995年のシンガポール以降整備してきた海外25拠点の自立化とグループ力強化を前提に、各拠点が最適商品を発掘・調達して世界各地に迅速にお届けします。日本を本部とする品質管理体制を拡充し、EMS事業のビジネスモデルも取り込みながら各拠点間のネットワークをさらに強化して、営業・業務一体でサービス向上に努めます。また現在、将来の拠点開設も視野に入れ、有望視されているインド市場の調査を続けています。

最新の技術情報を全社で共有し
成長市場を開拓する

一方、成長市場については、現在取り組んでいる環境・食品・医療・農業分野などに加えて、ものづくりの先鋭化・効率化の過程でIoT(Internet of Things)による生産等の見える化へのニーズが高まっています。当社では主力仕入先メーカーと最新技術情報や事業戦略を共有し、当社を選んでいただく一つの特長として、お客様にIoTなどの最新技術情報をご提供して受注に結びつけていきたいと思います。約1,900社の仕入先メーカーの多彩な製品を活かし、ロボットなどの自動化技術とソフトを含めた情報技術を組み合わせた、当社独自の取り組みを展開していきます。

現在、こうした新たな技術情報をご紹介する営業支援の場として各種展示会への出展に力を入れています。最新技術の説明から実機でのデモンストレーションまで、営業・SE・技術者の全社横断チームでソリューション提案を行うことにより、当社の企業価値をさらに高めていきます。また、この1年をかけて営業支援システム(SFA)をリニューアルし、個別の商談・営業情報を全社で一元化・見える化しました。こうしたIT技術も駆使して、グループ全員で一歩先を行く技術提案と営業展開に取り組んでいきます。

基本方針のもと
計画2年目の施策を確実に遂行する

「Challenge1500」では、「グローバルネットワークの完成度を上げる」ことを基本方針として掲げています。計画2年目として今後、海外25拠点のネットワークを活用した“連携”からさらに一歩踏み込み、国内・海外でお客様や市場を分けるのではなく、連結経営の観点から、日本を本部とするグループとしての“一体運営”を強化することでお客様へのサービスを向上させていきます。

現在その施策として、「グローバルキーアカウント制」の導入や、グローバルな展開をされているお客様の各工場に対して、本社(FAシステム営業部)をセンターに、信頼性の高い商品紹介や技術提案を横に展開する取り組みを強化しています。また各海外拠点が持つ情報収集力を駆使し、国や地域を横断してお客様が求める最適な製品を調達し、世界各地へタイムリーに供給する「グローバルSCMソリューション」の価値を高めています。

こうした取り組みと、現在独立系技術商社として拡充を図る「エンジニアリング事業」を組み合わせ、国内外を括って一体的に事業戦略を遂行できる経営基盤を築き、グローバルネットワークの完成度を上げていきます。

新たな経営体制で
2025年ビジョンの実現に挑む

また、当社ではこうした事業戦略とあわせて、企業風土改革を積極的に推進しています。政府の働き方改革実現会議や大手仕入先の取り組みを踏まえ、当社ならではの新たな企業風土や社員の意識を築く上で、従来からの仕事のやり方や仕組みを見つめ直し、改善に取り組んでいます。ワーク・ライフ・バランスの最適化やダイバーシティへの対応を見据えた「カイゼン推進室」や、AED(自動体外式除細動器)など生活関連製品の提案活動で女性社員の活躍の場を広げる「エコ・ニューライフサポート部」の発足はその証です。最近では、当社が改革に真剣に取り組む姿勢を社内外に明確に打ち出す企業として「TOKYO働き方改革宣言企業」の承認を都知事から受けましたが、今後さらにこの流れを全社に定着させていきたいと思います。

一方、経営の根幹をなす人材育成については、社是の「人を創り」を理念としたマンツーマンのOJT教育を基本として、職務・技能の多様化が進む中で、細分化・専門化させた研修プログラムも導入し、すでに各部店で実行しています。今後は全社としての教育の体系化を図り、多様な側面から教育・育成できる研修制度を整備していきます。最近は語学力に優れる社員も増えましたが、グローバル人材についてもそうした全社の仕組みの中で育成し、新たな人事制度・人材ローテーションに繋げていきたいと思います。

当社では2025年のあるべき姿「サンワビジョン2025」を掲げています。その第1ステージとして創立70周年に売上高1,500億円の達成を目指す「Challenge1500」を確実に実行し、第2ステージとなる第10次中期経営計画を強力に推進する目的で、この5月に代表取締役の異動を決議しました。今後、田中裕之新社長と若手の幹部社員が中心となり、創立100周年を見据えた次期中期経営計画の策定に取り組み、企業価値をさらに高めるべくグループ一丸で邁進してまいります。株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

平成29年6月

社長就任のご挨拶

果敢に変化の先取りをし
活力のある会社を目指します

代表取締役社長 田中 裕之

ごあいさつ

株主の皆様におかれましては、平素より当社に格別のご支援を賜り、誠にありがとうございます。6月28日をもって代表取締役社長に就任いたしました田中でございます。

大役に身が引き締まり、責任の重さを痛感いたしております。会長の山本が長期ビジョン(サンワビジョン2025)の実現に向け築いてきた人・組織の経営基盤と事業戦略を受け継ぎ、引き続き夢を持って明るく活力のある会社を目指してまいります。

まずは現在進めております第9次中期経営計画(Challenge 1500)の完遂に向けて、粉骨砕身努めてまいります。

現状当社を取り巻く環境は非常に好いと認識いたしておりますが、こうした状況下こそ守りに入らず果敢に変化の先取りをし、多様な施策を確実に実行して株主の皆様のご期待に応えてゆく所存でございます。

今後ともご支援・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

平成29年6月

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